フォロワの変態はもう既にオイスター先生を知ってるだろう。
鬼畜の帝王ーーー
とも呼ばれる鬼畜エロ漫画界のレジェンドだ。
刺激に飢えた現世を救うべく数多の鬼畜漫画家たちが溢れようとも、オイスター先生の「帝王」の座は揺るがない。
名誉のために誓おう。
ここで紹介するオイスター先生の作品は全て私によって「実用性」が確認されている。
決して怖いものみたさでも精神的愉悦のためでもない。
今回は、そんなオイスター先生の新刊が出るということでMAX77%オフの凶悪なセールが行われていたのと、
単行本買いすぎてもはやどれがどの話だったか分からないので一回どっかで整理したい・・・と思っていた私の都合が合致したので記事にした。
ちなみに記事制作者のスペックは、24歳・本で読んだことを大体実践するタイプの過激派変態女子大生。
人気なものより自分の性癖にピッタリあった本を徹底的にリサーチするタイプ。
オイスター先生の単行本は、ウィキに載ってる19冊中15冊所持。
持ってる本の時系列順にイくよ。
⚠️本編を読む時の注意事項
- 今回の「陵辱レベル」は、★2で世間一般の★5くらい
- 近親相●描写多数(記事内では出てこない)
- うんこ描写多数(記事内では出てこない)
【言わずと知れた代表作】『少女地獄』

- 陵辱レベル:★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
- 感動レベル:⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
- タイプ:短編
- 好きな話:「ウェイトレス」「月電波」「バードケージ」
- 状況:「ウェイトレス」→電波オタクの逆襲、「月電波」→電波受信男の妄想攻撃、「バードケージ」→鳥籠の少女
- 好きなセリフ:「とりあえずブタにでもしてみるか」
オイスター先生のデビュー単行本。絵柄は今と比べると幼い感じ。
あまりの惨さにエロ漫画界を震撼させたという・・・
が、比較的優しめのお話もあるにはあるため★1つ。
ちんちんもまだ人間としてギリセーフな大きさなのも要因。
「月電波」は、この後繰り返し出てくるテーマでもある「話が通じない」=「不条理の極み」という構図の象徴的短編。
そしてここでまず言及しておきたいのが、オイスター先生のタイトルとセリフのセンス。
『少女地獄』なんて、夢野久作好き拗らせ変態がホイホイ集まっちゃうよ・・・
そしてセリフ、「とりあえずブタにでもしてみるか」。

これ、陵辱始まってすぐのセリフなんですよ・・・圧倒的に意味不明で圧倒的に不条理じゃない・・・?
私は震えました。
短編で読みやすいので私はよく初心者にオススメしてる()
【メンタルも抉る鬼畜道】『仔猫』

- 陵辱レベル:★★⭐︎⭐︎⭐︎
- 感動レベル:★★★⭐︎⭐︎
- タイプ:短編
- 好きな話:「仔猫」「届かぬ先」
- 状況:「仔猫」→失踪のち自分を猫だと思うようになった娘、「届かぬ先」→家族を失った娘が親戚の家に引き取られる
- 好きなセリフ:まんこ犬
感動レベル、高いです()
この単行本はメンタルを抉ってくる系で、人によっては肉体的暴力よりもきついのではないかということで★2
私は「かわいそうなのはかわいいbyつくすん先生」派の人間なので、もちろん大好物。
家族を失った少女が昔仲良しだった親戚の家に引き取られた先で「まんこ犬」にさせられる『届かぬ先』なんて全作品の中でもトップレベルで好き。

トッポってすごいよね、最後まで、チョコたっぷり。
バリに最後のヒトコマまで絶望たっぷり。
表題作は、にゃんにゃんネコごっこなんて生ぬるい遊びじゃつまらないそこのあなたに・・・
という感じ。
鳴き声が猫の女の子なんて無条件で可愛いですからね。
※最後の応援メッセージページのペイントロボ先生の字が綺麗すぎて、これはこれで変態的だな・・・と思いました。
【「帰れない」という喜び】『外道』

- 陵辱レベル:★★★⭐︎⭐︎
- 感動レベル:★⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
- タイプ:短編+シリーズもの
- 好きな話:「日記」シリーズ
- 状況:陵辱の日記が人々をエグい世界に導く
- 好きなセリフ:「何これエグいよ」
はい、ちんちんに血管が浮き上がりはじめ、人間のサイズではなくなって参りました。
2作品で「何これエグい」というセリフがあり、その通りすぎてめちゃくちゃ笑ってしまいました。

「日記」シリーズは少しホラー要素の入った作品で、ひとつの「陵辱日記」が別の人々を魔の世界へ誘うという話。
オイスター先生の作品をはじめ、陵辱作品には、「こんな汚い体になったらもう帰れないね」という旨の言葉がよく出てくる。
それは文字通りの絶望の言葉でももちろんあるのだけど、
見た目変形の利点その①「帰れない体になる」ということは「帰らなくていい理由」
であり、実社会にもう二度と帰らなくていい免罪符でもあるんだな、と思ったりする。
「日記って何で書くんだと思う?」「そこにあるのは全部忘れたくない事や思い出したい事だよ」
オイスター『外道』
【言葉という最大の暴力】『少女対組織暴力』

- 陵辱レベル:★★★⭐︎⭐︎
- 感動レベル:★★⭐︎⭐︎⭐︎
- タイプ:短編+長編
- 好きな話:「黒帯」
- 状況:空手の強い娘がヤバい組織の偉い人を倒してしまう→報復
- 好きなセリフ:「完全な便所穴になったんだよ」
この辺からちんちんに薬を打って肥大化させることが多くなってまいります。
この単行本は名前の通り、「組織暴力」がテーマ。
オイスター先生の陵辱はこの後の単行本でも、「組織」で襲いかかってくることが結構あり、「不条理」が際立つ。
そしてここでもセリフに溺れてしまった。
性器拡張された娘を見て・・・
「完全に壊れたんじゃねぇ?」「ちげェよ完全な便所穴になったんだよ」
オイスター『少女対組織暴力』
陵辱においてこれほど美しい解釈があるでしょうか・・・!!!
遠藤周作もいう通り、「苦痛」と「陵辱」は違うのだから、「陵辱」には「辱める」という精神性もしっかりと反映されるべき。
オイスター先生は、激しい濡れ場(陵辱シーン)においても、言葉のひとつひとつで「辱め」を提供し続けてくれるのです。
ファン人気の高い「黒帯」収録。

【「まんこ犬」誕生!】『精液中毒』

- 陵辱レベル:★★★★⭐︎
- 感動レベル:★★★⭐︎⭐︎
- タイプ:長編+短編
- 好きな話:「精液中毒」シリーズ
- 状況:レズビアンの女の子が自慰を見られ脅される
- 好きなセリフ:「完璧犬だね まんこ犬」
一番使ってます。
もうちんちんはかなり化け物級になってます。
この辺からの扉絵と導入のセンスがとても好みで繰り返し読んでいる。
女の子が好きなマコちゃんを調教していくのだけど、その中のひとつ「まんこ犬」の回が特に私は好きでしてね・・・

この言葉、他の単行本にも出てくるのだけど、もう偏差値2みたいな名前で最高によくない?
私の大好きな「K9」というエロ漫画にも「ひらがな禁止」というルールを強いられる女教師の話があって、
言葉の偏差値を下げていくっていうのはとても重要な局面だと思う。
マコちゃんは大好きな女の子のために体を張って色々と頑張るのだけど、その中でも「ピアッシング」がとても良い・・・
ピアス引っ張るのは本当のこというと普通にすぐ千切れるので非現実的なんだけど、フィクションとして物凄く好きです。
【地を這う者のみ辿り着ける所】『悪徳乃榮』

- 陵辱レベル:★★★★⭐︎
- 感動レベル:★★★★★
- タイプ:長編+短編
- 好きな話:「暗澹」「啓治」
- 状況:借金の代わりに親に売られた娘
- 好きなセリフ:「だったら早く人間やめた方が利口だろ?」
見た目変形の利点その②心まで人外になるための第一歩
「まだ自分の事人間だと思ってるの?」「あれか?見た目が普通だから駄目なんだな」「メスブタらしい体に改造しないと」
オイスター『悪徳乃榮』
とのことで物事は見た目から入るタイプの鬼畜男に兼ねてから目をつけられていた若葉ちゃんはあちこちを肥大化させられてしまうわけです。
私はこの「暗澹」という話が大好きで大好きで大好きで・・・
鬼畜の魔に憑かれたのは完全にこの作品のせい。

「退廃」「終着」「欲望」「汚された日常」「かりそめ」・・・鬼畜漫画の全てが無言の1ページに集約された扉絵はもう国宝でしょ。
そして地を這う者のみに通行を許された、この世で最も天国に近い場所。
私の大好きなマゾゲーに「死ななきゃ辿りつけない天国なんて何の意味もない」って言葉があるけど、
マゾヒストは、生きて辿り着けるこの世の天国を探しているのかもしれない。
そして
「神サマを人が作るんだったら・・・だったら・・・地獄も人が作るんだ」
のセリフがなかなかにヘビーな短編「啓治」も大好きで、お気に入りかつ思い出の一冊。
【オカルト×暴力】『生贄と牢獄』

- 陵辱レベル:★★★⭐︎⭐︎
- 感動レベル:⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
- タイプ:短編
- 好きな話:「闇紮」「罔両」
- 状況:「闇紮」→財布拾ったお礼くれるっていうから婆についてったら・・・「罔両」→死のうと思って山奥行ったら・・・
- 好きなセリフ:「毒で死んでもハメ殺されても死んだら一緒だろ」
いや全然違うわベストオブザイヤー受賞セリフ。
この単行本は他のと毛色が少し違ってホラーな陵辱短編集。
「お化け好きなんです」とオイスター先生自身がアトガキで語っているが、「お化け」も「人怖」もどっちも楽しめるラインナップになっている。
よく、「スッと解決しないのが本当の怖い話」というオカルト好きの話があるが(私もお化け好きなんです。)、そんな雰囲気の話が多くて個人的にとても好み。
特に「罔両」なんて本当に有り得そうで怖い。

みんな山にはケモノ以外にも十分注意しようね・・・
そこは町の法律が通じない場所・・・
こうやって比べて初めて分かったけど、タイトルもホラーな雰囲気たっぷりに寄せてあって、さすが芸が細かいです・・・オモテナシ。
【ヤンデレ女子との秘事】『美徳乃不幸』

- 陵辱レベル:★★★★★
- 感動レベル:★★⭐︎⭐︎⭐︎
- タイプ:長編+短編+長編
- 好きな話:「歪んだ唇」
- 状況:借金の代わりに親に売られた娘
- 好きなセリフ:「小夜子(一人称)に言われてもぉ」
ちんちんが覚醒、もはや顔よりでかい。
一人称名前、ライバルに「お前」呼び、好きぴにぴえん。
きちんとヤンデレキャラの特徴を押さえてくれてます。
小夜子の好きぴをたぶらかす女なんてブタにしちゃおう!というコーナー。
「●す」とかじゃなくて尊厳まで剥ぎ取ろうとするところがとってもキュートなヤンデレちゃん。

でもちょっと子宮越しセンズリは乙女的にはキツいものがあったので陵辱★5です。
そして最後まで好きぴの前ではデレデレで可愛らしい表情を見せてくれるのが萌えですな~~~
ちなみに私の中で好きぴに危害を加えるのはメンヘラ、加えないのはヤンデレ、という明確な区分があるので今作はまごうことなき「ヤンデレ」作品なんですね~~~
【全部お兄ちゃんのせい】『家畜乃団欒』

- 陵辱レベル:★★★★★+★
- 感動レベル:★★★★⭐︎
- タイプ:長編「屠場の団欒」のみ
- 状況:家族のために便所となったはずが事態を悪化させただけだった娘
- 好きなセリフ:「ザーメン臭いわよあかり・・・お風呂くらい入りなさいね女の子なんだから」
圧倒的絶望。
一冊丸々200ページ使って、絵に描いたような幸せ家族が崩壊していく。
どうして「団欒」というものはそれが狂気のものになると最も気味が悪いんだろう。

今ではホラーの定番でもある狂った一家の団欒が、この作品の中でも一際異様な光景として映えている・・・
古山高麗雄先生の『蝉の追憶』で、日本人に特有ないじめに「蝉の真似をさせる」というのがあるという話があったけど、
作中の「ちょうちょ」の一発芸をやらせる場面はまさにそれに通じるものをみた。
バカらしい、無駄なことをさせてその人の尊厳を踏みにじるという、「痛み」よりも「屈辱」を重んじる(?)精神性・・・
そして完全に崩壊した家族を前に、「もうどうでもいいや」と思った矢先
「安い逃げ方してんじゃねえよ」
の言葉には呼吸が浅くなりました。
狂うことすら許されなくなったあかりちゃんが選んだ最後の思考にただただ絶望・・・
あと、オイスター先生の作品は基本的に鬼畜すぎてツイッター向けではないのだけど、この作品のツイートはなぜか伸びた⬇️

【鬼畜村へ、ようこそ!】『肉穴苦界』

- 陵辱レベル:★★★★★+★
- 感動レベル:⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
- タイプ:全てシリーズもの
- 好きな話:「家族計画」「真心歓待」「暗闇秘宝館」
- 状況:迷い込んだ廃墟が鬼畜迷路村だった
- 好きなセリフ:「嘘ついてますよね だって・・・乳首のローター外れてるじゃないですかっ(号泣)」
出ました!言葉の通じない狂人たちの世界!
圧倒的・・・!圧倒的不条理・・・!!!
号泣しながらの上のセリフにはヒロインもドン引き!
私の持ってる中で一番最新(全部の中では3つめに新しい)のこの単行本は全ての共通の「鬼畜村」での出来事。
オムニバスが少しずつ繋がってると嬉しいタイプの人間歓喜。
オイスター先生の漫画を改めて全部続けて読んでみると、「名前の剥奪」がいかに人間にとってこたえるかということがわかってくる。
某ジ●リでもそんなテーマがあるように思われるけど、それより一歩踏み出して、「使い古された名前」を新たにつけられるという点がより「陵辱漫画」ならでは。
「ママ」「まん子(娘)」「ミント(犬)」「まんこ犬」

たくさんの「使い古された名前」を与えられてきたオイスターワールドの女の子たち。
「使い古された名前」は同時に「代替可能な役割分担のひとつ」としてのもので、個人の現在・過去は愚か、未来までも奪い去ってしまう。
それゆえに恐ろしく、それゆえに陵辱世界に欠かせない要素なのかもしれない。
あと、最後の「暗闇秘宝館」では『少女対組織暴力』の「黒帯」のヒロイン由佳ちゃんが登場してとても嬉しかったです・・・!
まとめ
初めて一人のエロ漫画先生の作品を時系列順にじっくり読み直してみたんだけど、コレ、すごく面白い。
こういう読み方もあるんだな・・・とエロ漫画の可能性を再認識しましたよ。
あれ?こう振り返ってみると、オイスター先生の作品って女の子が死なないな?
と一瞬思ったのだけど、
「生き続けるという、一番の絶望」という言葉がこだましました。
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以上
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